FX裁量トレードには改めてメンタルコントロールが重要であることを
再認識させられていますが、「デイトレ生存率向上レポート」を読んで、
心機一転「感情と距離を置いたトレード 」を心がけて
7月の裁量トレードに臨んでいます。
裁量トレード記録を付けていることもあり、
自分のトレードの弱点はだいぶ把握できています。
やはり「感情」が自分の一番の課題です。
既に優位性のある手法というのは一つ、二つ所持していますので、
後はチャンスを待ち構えて淡々とトレードしていけば
結果は付いてくると思われます。
さて、今回は久々に値幅のあるトレードがありました。
また、自分のルール通りにトレードできた、
かつ騙しの値動きに動じなかった
「質の良いトレード」であったと思うので、記録しておきます。
ロンドンタイム入り後の騙しの動きと損切り位置の考察
今回トレードしたのは2015年7月13日のポンド円です。
まずは日足チャートから。
■環境認識~ポンド円日足チャート
急下降の後の急激な上昇。
前日の日足(前の週の金曜日)は実体の長い陽線が上髭も少なく、
10SMAも越えて確定しています。
上には30SMAが控えていますが、傾きは横ばいであり、
今日の値動きですんなり30SMAを上抜けていく可能性すらある、という状況と認識しました。
■エントリーを判断した1時間足
次は1時間足チャートです。
この足でエントリーを判断しました。
トレードした7月13日は月曜日でしたが、下窓を開けてのスタートでした。
このチャートはGMOクリック証券のiPhone用アプリのチャートなのですが、
GMOクリック証券は週明け月曜のスタートが7時からなので、
他の証券会社のチャートとは窓の空き具合は異なります。
いずれにしても、前日の実体の長い陽線確定があり、目線は上、ロング狙い。
さらに下窓を開けたこともあり、その窓を埋めに行くだろう、という予測も持っていました。
ということで、ロングエントリーの機会を覗っていたのですが、
しばらく10SMAのラインよりも下で推移していましたが、サポートも効いており、
10SMAの上に実体が戻る陽線確定を待っていました。
また、それはおそらくはロンドンタイムになるだろうとも考えていました。
そして案の上、15時00分ちょうどに1時間足で陽線が確定、10SMAの上に戻ってきました。
ここでロング。損切りは一本前の陰線の安値の下に設定。損切り幅は約40pips。
懸念はリアルタイムでは、10SMAの傾きがまだ若干下向きであったことでした。
このチャートを見ると、次の足で一気に上げていますから、
すんなりと勝てたトレードに思われるかもしれませんが、実際にはそうではありません。
ロンドンタイム入りは騙しの値動きが発生しやすく 、今回も例外ではありませんでした。
■値動きを細かく見るために15分足チャートを掲載
エントリー後の値動きを細かく見るために15分足チャートを掲載します。
1時間足が確定したのは、○印で囲んだ陽線が確定した時で、
この足の確定直後にロングしています。損切りはチャート図の赤ライン。
エントリー後は一瞬上に動いていますが、そのまますんなりとは上げてくれず
、一旦下降します。一時は15分足の30SMAも割り込み、
「今回は損切りかな」とも一瞬思いました。
ですが、これが結果的には「騙しの値動き 」だったわけです。
途中で悲観的になって損切りしてしまわずに、
当初の損切り設定を動かさずに動向を見守ることができた結果、
今回のトレードは久々に値幅のあるトレードとなりました。
※利食いは15分足の10SMAが自分の基本ルールです。今回は上手い具合にこのルールが利益を最大化してくれて、170pipsオーバーの値幅が取れました。
「ロンドンタイム入り後には騙しの値動きが発生しやすい 」
ということを事前に意識していれば、こうした多少の上下には乱されずに、
当初のプラン通りにトレードできるのではないでしょうか?
※今回のトレードに限らず、私のトレードは「アドバンスドホーミングFX」から多くの学びを得ています。裁量トレードに真剣に向き合う覚悟のある方には良い教材だと思います。
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