指標発表前のポジション整理と、その後トレンド方向へ回帰する値動き

今日は、ひとつ知識として頭の中に入っているとエッジになるのではないかな、

と個人的に考えている値動きについて紹介します。

 

2015年4月22日水曜日、17時30分に

イギリス BOE議事録」の発表がありました。

この17時台の時間帯はイギリス関連の指標発表がある時間帯であり、

当然ながらポンドがらみの通貨はその指標発表を契機に動きが出ることが

まま見られます。

 

今回ご紹介する値動きも、この指標発表前後の値動きとなります。

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まずは念のため「BOE議事録」について

 

イギリス タワーブリッジ

 

 

まず念のため「BOE議事録」について簡単に説明加えておきます。

 

※私自身は基本テクニカルでトレードの判断をしていますが、

こうした指標発表は値動きを加速させる要因 になりますので、

重要指標の発表時間については気にかけるようにしています。

大事なのは「時間」です。

指標発表の結果がどうのこうのは、

個人レベルではトレードするうえで参考材料にならないと思いますし、

相場がそれを受けて動いた方についていくしか出来ないと思っています。

 

さて、「BOE議事録」ですが、まずBOEはBank of Englandの略で、

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行のことです。

政策金利を含めた金融政策は、BOEの中にある

イングランド銀行金融政策委員会(MPC=Monetary Policy Committee)

で決定されます。

 

MPCは毎月上旬の水曜日・木曜日の2日間開催されますが、

ここで発表されるのは、政策金利が

「上がったか」「下がったか」「据え置きか」

という決定した金利のみの発表になります。

 

そして、MPCの約2週間後に公表されるのが「BOE議事録」であり、

ここでは「MPCで協議された内容」まで公表されることなります。

BOE議事録」ではMPC構成員9名のうち、

決定した政策金利に何人が反対さたのか?が発表されますので、

それに対して市場が反応することがあります。

 

BOE議事録」は、ポンド絡みの通貨ペアをトレードされる方であれば、

少なからず注目している指標発表のひとつでしょう。

 

指標発表前にはポジション整理の値動きが起こりやすい

 

これは既にお気づきの方も多いと思いますし、

そんなの当然、という認識の方もいると思いますが、

指標発表前には、

その後の突発的な値動きを回避しようとする思惑、

利益の出ているポジションの利益確定をしようという思惑、

などが働いて、

それまでの値動きの方向とは逆行する値動きが起こる ことが頻繁に見られます。

 

今回のBOE議事録発表前のポンドドルの値動きの画像を掲載します。

細かい値動きがわかりやすいように5分足です。

※チャート画像が横長なので、クリックして拡大して詳細は確認してください。

 

指標発表前後の値動き 2015年4月22日 ポンドドル 5分足

 

17時30分のBOE議事録発表の前は、緩やかな上昇基調を示していましたが、

17時前後よりそれまでの上昇基調から一転下落の動きに変わっています。

ここが、指標発表前のポジション整理の値動き となります。

その後指標発表を挟んで

結局は元のトレンド方向への値動きに回帰しています

 

ですが、この「トレンド方向」というのを判断するには、環境認識 が必要となりますので、

もう一枚のポンドドル1時間足のチャートを掲載しておきます。

環境認識はFX裁量トレードにおいてトレード戦略を練る際に非常に重要な事項です

 

指標発表前後の値動き 2015年4月22日 ポンドドル 1時間足

 

基本的に1時間足レベルでは、このポンドドルは基本的にはゆるやかな上昇基調であり、

今回のポジション調整の値動きも、上昇の中のレンジ、

しかも10SMA結果的にはサポートとして機能していたようにも見えます。

厳密にはこの指標発表の少し前から、

10SMA、30SMA共に緩やかながらも上昇傾向でそろっています から

ロングを検討してよい場面だったと考えられます。

 

トレンド方向への値動きの回帰と具体的なエントリータイミングの考察

 

ポジション調整の値動きの後というのは、

結局はそれまでのトレンド方向への値動きに回帰することが多いです。

指標発表によって大きなトレンドの方向が変わることは基本的にはない

と考えて良いと思います。

指標発表内容がトレンド方向への思惑通りであればその値動きが加速しますし、

トレンド方向と相反する内容であったとしても、時間経過と共に、

それもそれほどの時間を要さずにトレンド方向への値動きに

回帰することがほとんどです。

ですので、指標発表直後の値動きを敏感に捉えてついていければ

効率的なトレードチャンスとすることも可能 であると思われます。

 

もう一度今回のBOE議事録発表前後のポンドドル5分足チャートを掲載します。

具体的にはどこかエントリーポイントとなりえたのでしょうか?

指標発表前後の値動き 2015年4月22日 ポンドドル 5分足

 

まず、17時30分、BOE議事録発表前に既に緩やかな上昇基調となっています。

上述にて確認した通り、1時間足でも緩やか上昇基調であり、

環境認識からもロングポジションを持つタイミングを探したいところ です。

そして、17時過ぎからは指標発表前のポジション整理の動きにより、

それまでの上昇から下落に転じています。

しかし、5分足の30SMAを少し下回ったところで下げ止まり、

17時30分の足では上髭を付けてはいるものの、

実体は前回高値わずかに超えての実体の長い陽線となっています。

 

基本の流れは上昇ですから、

元の流れに戻ったこの足の確定をもってリスクを取ってロング

してもよかったと思います。

ストップは直近安値の下に置けば、損切り幅も40pips程度。

重要指標後の値動きということを考えると、

ポンドドルという通貨ペアのボラティリティからすると

40pips以上の値動きも十分期待できるだろうと思います。

この足の確定をもってロング、というのは一つの選択肢であったと思います。

 

また、この足の上髭が気になった場合にも、

今回の場合は次の足がひげの少ない陽線で確定しており、

このまま上昇しそうな気配を醸し出していますので、

次の足の確定でロング、でもよかったと思います。

 

今回のような値動きのパターンは比較的よくみられるものです。

こうした値動きが頭に入っていると、

指標発表後の値動きにも俊敏についていける可能性があると思います。

 

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